基本方針

わんぱく相撲・防災特別委員会 委員長 杉谷 仁大


 昨今、私たちをとりまく社会環境はめまぐるしく変化しており、その変化に適応するために必要なものが「生きる力」であります。故に地域のこれからを担う子どもたちはこの「生きる力」を身に付けながら成長していかなければなりません。


 またこの越後妻有は豊かな自然に恵まれる一方で地震・大雨・豪雪による大規模な自然災害が頻発する地域でもあることから、この地域に住み暮らす私たちは災害発生時に自らの生命・財産を守るための術をしっかりと身に付ける必要があります。

 当委員会は、前述の2つの課題と向き合い活動してまいります。まずはわんぱく相撲十日町場所を開催いたします。試合の前後に行う礼儀作法から相手を思いやり感謝する「心」を学び、取組の中で勝ちを掴むために自ら考え行動する「技」を磨き、四股を代表とする稽古によって「体」を鍛える、この心技体を子どもたちに体験していただくことで豊かな心・主体性・健康な体を育み「生きる力」の醸成へと繋ぎます。


 そしてもうひとつ、この地域の方々に対し防災・減災意識向上に向けた取り組みを行います。地震大国と言われる日本列島ですが、近年は豪雨による災害も頻繁に発生しており、加えて豪雪地帯であるこの地域では雪害の危険性も危ぶまれます。本年度で締結から8年目を迎える越後妻有防災ネットワーク協議会では今までの経験をもとに更に連携強化に努め、そして災害発生時により多くの方々から即座に命を守る行動をとっていただけるよう、越後妻有防災プログラム2021を開催いたします。


 わんぱく相撲は子どもたちが激しく変化する社会を生き抜く糧となり、また住民の皆様へ向けた防災・減災意識の啓発は災害に強い地域の実現に繋がります。これらの取り組みの中で、私たち一人ひとりが協力者・参加者・来場者の方々に対する感謝の気持ちを胸にあらゆる物事を前向きに捉え、明るい豊かな越後妻有を創造します。


<事業計画>
1.第36回わんぱく相撲十日町場所の開催
2.第36回わんぱく相撲全国大会引率
3. 第2回わんぱく相撲女子全国大会引率
4.越後妻有防災プログラム2021の開催